食器
紙皿を防災用として考えているような家庭もいるかもしれませんが、紙皿は防災用としては不向きです。
紙皿程度で大丈夫なことでしたらチラシを折りたたんで作った箱でも代用できます。
防災用として備えるなら条件として「洗って繰り返し使えるもの」「吸水性のないもの」「汁が入るもの」を重点的にチェックしてください。
まず「洗って繰り返し使えるもの」については、ごみを減らす、物資がないときを想定して当たり前のことです。
「吸水性のないもの」については割り箸などのものは一度水分を吸ってしまうと洗ってもなかなか乾燥しないので雑菌の繁殖が心配されます。温かい物を入れても大丈夫な耐熱度を持ったしっかりしたプラスティックなどのお皿、お椀、お箸などを選びます。
また、乳幼児や高齢者さんのいる世帯では専用スプーンやフォークなどの準備も忘れずに。
意外と大事なのは「汁が入るもの」。お椀のような形のものです。平皿では食事にかかった汁がこぼれたりして、また大変なことになります。それと、温かい汁物は体にも心にも優しい食べ物なので、自炊をするなら汁物を選んで作ると効果的です。
実は意外と不便なものは紙皿です。基本的に一度しか使えず、すぐにゴミとなるので非常用持ち出し袋の中で同じスペースを取ってしまうのでしたら同じサイズの皿を準備しておくことの方が最善です。
深さのあるものが一番よいのですが、収納の際にかさばると思ってしまいがちですが、その中にやわらかいものを入れることができるので意外と嵩張りません。
やわらかいアルミブランケットなどを入れることで収納スペースの問題は解決します。
プラスティック製のものが軽くて便利です。100円前後で売っているようなステンレス製のものも便利なのですが温かいものを入れると熱くて持つことができませんので危険です。
一番便利なのはアウトドア用のステンレス製食器です。取っ手がついているので調理用としても使えるし、さらにお皿としても使うことができます。
基本はアウトドア向け用品=防災グッズと考えると良いでしょう。
アウトドア用の食器などは防災用として収納しないで普段使いでも使えるのが魅力です。
取っ手が折りたためるので収納にも便利なので、しまっておくのはもったいないので、是非とも普段から使う事をお勧めします。
※参考:紙でゴミ箱を作る方法
普段使いで便利な折り方です。小さな子供でも作れるので、この際に覚えておくと便利です。
普段使いとしてはピーナツのからの入れたり、枝豆の皮を入れたりと使えます。