軍手
軍手は防寒用としても使用できますので、年齢性別にかかわらずに人数分はそろえておきたい防災アイテムです。
一般用の白い軍手は人数分を持ち出し袋などに入れておきますが、その他にも復旧作業用として、滑り止めが掌についた軍手を家に数双は準備しておくと、倒壊や破損した家屋の修繕などに便利です。一般的な呼び名は「すべり止め軍手」「ゴム引き手袋」「ゴム張り手袋」というものなのでホームセンターなどでそろえておくと便利です。
軍手を使用する際に、内部に使い捨て手袋をした上から軍手をして使うと、指先などの汚れや不快感を感じずに作業ができますのでお勧めです。100円ショップなどで10枚セットなどで売っています。この時にサラサラしたビニール製のものを選ばないで、ぴっちりとしたゴム製の手袋のほうを選ぶことがポイントです。
逆にサラサラしたタイプの使い捨て手袋も防寒用や炊事やごみ処理などの衛生面が気になるシーンで使えますので、余裕があったら家に1セットほど備えておくと助かります。
また、水害が懸念される地域では炊事用のゴム手袋(厚手)を備えておくと便利です。
<2014.04.02追加>
軍手の種類
軍手と言ってもたくさんの種類があるので何を選べば良いのか難しいところです。
一般的な両面が白い軍手よりも片面に粒粒上の滑り止めゴムがついたものの方が実際の使い勝手が良いのでお勧めします。
災害の状況や用途によっても変わりますが、軽く使うにしても、しっかり使うにしてもやはり粒粒の滑り止め程度が一番汎用的です。
手のひら全面がゴムで強い滑り止め効果のあるタイプの軍手、全体にゴムを付けた軍手などもありますが、季節によってはムレで大変不快になることがあったり、アレルギーを引き起こしてかゆみを伴うことがあります。自治会などでの地域の備えとしてはこのような強化型の軍手があると便利ですが、個人では一般的な物を備えるのが適切でもあります。
ゴムアレルギーにも注意
あまり知られていませんがゴムのアレルギーは結構多く、普段気にしないでいるだけですが、ちょっと環境が変わるとかゆみを持つこともとてもあります。輪ゴムなどを腕に巻いて1日過ごしたときにかゆみを感じたらゴムアレルギーがあるかもしれないので、備えるアイテムにも注意すると良いでしょう。 また、アレルギーだけではなくニオイで酔う場合もありますので、事前にチェックしておくのも大切な防災の心得です。