メガソーラーの現実と現状
東日本大地震で大破した原子力発電所。
それ以降発電所に関する様々な見直しが行われてきました。
地震当初にはソフトバンクの孫社長が「メガソーラー計画」を大々的にツイッターで発表して
復興支援事業や振興事業として「やるぞ」的なことを言っていましたが
結局は企業が大きな開発に乗り出すと既存の電力会社の猛反発が起こり
人間ベースのくだらない意地の張り合いで実現できない状態です。
メガソーラーの発電量の現実
ところで期待のメガソーラーですが、どのくらいの規模で
どれほどの電気が作れるのでしょうか?
2013年7月19日に埼玉県鶴ヶ島市にある廃工場跡地にメガソーラーが完成しました。
敷地面積:約4万平方メートル
パネル枚数:約1万枚
メガソーラーの近くを通ると、ちらりと中の様子が見ることができます。
見た感じでは大きな敷地いっぱいいっぱいにソーラーパネルが敷き詰められています。
これ以上敷き詰められるのは無理かというくらいです・・・
で、肝心の発電量は
発電量:400~500世帯の年間電力消費相当(広報鶴ヶ島発表による)
と、いうことです。
400~500世帯というと・・・ほんの町内程度です・・・
4万平方メートルで500世帯分…
500世帯はどれくらい?と言うことでMC-MAP@Webにて計算してみました。
この施設があるちょっと小田舎な住宅街で半径300m区間が約500世帯です。
残念ながら、恩恵を受けるのは一部のご近所さんレベルのようです。
1世帯に必要なメガソーラーの敷地
逆に考えると1世帯の年間電力消費量にかかわる量の電力を作るには
1世帯の年間電力消費量を作る土地の大きさ=土地の大きさ÷人口
で計算ができます。
すると 40000平方メートル÷500世帯=80平方メートル
と言うことになります。
80平方メートル=8.9m×8.9m
1辺9m×9mくらいのサイズが必要と言うこと?
そんな土地…ないですね…
まだ、概算なので実際の発電量は解っていませんが、
これからの市発表をもとに、さらに情報を詰めて行こうと思っております。
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2013年8月7日
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