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自主防災でできる住民参加の組織を作るコツ10選

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2016年12月23日。新潟県の糸魚川市の火災対応が、地元住民のの連携により、1人の死者もださずに安全が確保できた点が評価されています。

糸魚川大火:「互いを気遣う関係」死者ゼロに – 毎日新聞

こうした事は自主防災の視点からも大切な教訓であります。今回は自主防災組織の対応と防災販売店からの視点でお伝えします。

01

防災訓練として結成

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自分たちの安全は自分たちで作り・守ることが必要です。災害を最小限度にとどめるためには、災害が発生した時点で地域の組織と、警察や消防などと連携し、自発的な災害対策が必要になります。

単に防災訓練をするのではなく、自主的・自発的な組織作りが必要になります。災害対策基本法もありますので、ぜひ、1度目を通すといいでしょう。

・災害対策基本とは

国が昭和34年の伊勢湾台風を契機として、災害の防災に関して、市町村単位でも責任の所在を明確にして、防災計画の作成や防災予防・対策を推し進める法律です。

防災災害対策基本法

国レベルではなく、もっと細かい所でも積極的に対応できるようにした優れた防災対策法案と言えます。これを元に大義名分を掲げて対応します。

・補助事業の申請とは

災害対策基本法によって、各自治体では自主防災組織の手助けとして、補助金事業があります。申請をして通過すれば、各自の防災隊の機材購入などに使われます。

企業における助成金と類似する税金からの補助という形になります。防災訓練にも活用できるので、申請の際には、各自治体に問い合わせをお願いします。

・地域防災計画とは

申請の際に求められるのが、自主防災計画の例として、地域の事情にあった防災計画書の策定となります。マニュアルやガイドラインとなり、地域の特性に応じた独自の自主防災となります。

マニュアルの多くが地域の連絡や応急に対する迅速な対応の中核となる組織作りの業務内容をわかりやすくすることが求められます。分かりやすくいえば、地域の回覧板の「防災版」と言えます。

02

住民参加型にするためには

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参加にするためには、地元の自治会での参加をまずは推進しましょう。特に今の時代は、個のプライバシーが強調しすぎて、地域とのコミュニティがゼロに近い部分があります。

住民が活発に参加するためには、それなりのノウハウが必要になります。

・地域コミュニティとの連携

地域には必ず古くからの自治会が存在します。これを核にした自治化組織づくりの参加がまず重要です。特に「自分達の村や社会は、自分達の安全のため作る」というコンセプトを、しっかりと持たせることが重要です。

災害ではなくても、交通安全なので、地域社会が一体化することが多いですが、このように自治会単位でのコミュニティを活用しましょう。

何をしてよいのかわからない場合などは、ワークショップ(事例項目)を具体的に上げてさんか地域のパトロールなど、誰でもできる形の参加型タイプにするとよいでしょう

パトロールは普段では気付かない危険箇所や、想定の災害予防など、色々と発見できるため、参加するのに意義が高いです。

・防災まちづくり活動の推進

防災計画を立て、防災マップの推進をすることが一番の近道です。いきなり防災訓練では、参加するのにも躊躇しますが、防災マップは自治会で手軽にでき、なおかつ地図なので、自分にも関係がつかみやすいため、参加意識向上につながります。

災害対策マップなどは、海辺などでは津波防災用のハザードマップ製作など、具体的な事例を上げて対応したほうがよいです。

03

役割を確認しっかりと対応する

平時における管理と役割が、災害時に最も力を発揮するのが役割分担です。しかも、それは地域だけはなく、所属する地域と速やかに協力体制が必要になります。

実際にどのような事が必要なのかお伝えします。

・日頃の訓練が重要

いざという時のためには、日頃からの訓練が必要です。役割をしっかりと認識して対応します。具体的には

・安全確認・点検(初期消火・救出・救助)

・避難誘導先を決める(避難場所の確認)

・災害の情報収集・伝達方法

・住民と連携して被害の拡大阻止対応

などが上げられます。各項目ごとに、リーダーを決めて対応し、ガイドラインを設定します。

普段からの役割分担がしっかりとしていれば、実際の災害でも対応はスムーズとなります。

・住民と連携して対応

基本は多くの自主防災は努力目標として対応してしまいますが、義務から必然へと進む過程において、役割をしっかりとすれば、非常に良い効果を生みます。

地域の住民と連携しながら、簡単なところでは火災防止の対応など行い、消火訓練・避難訓練などをして、組織を強くすることが必要になります。

04

手引きを自分達で対応

平常時と災害時において、どのような活動が重要かをまとめた冊子になりますが、多くの自治体が、情報を公開しており、冊子作りの際には、その内容を写して対応するのがいいでしょう。活動内容の充実を図るためにも、一度はみて見ましょう。

・自分たちは自分たちで守る

当たり前ですが、自主防災の最大の活動は、自分達の地域を自分達で安全にして、安心を自分達で作り上げることが大切です。ですから、どのようなルールで守るのかを冊子にして配布すれば、地域住民の「共に助ける」の精神が向上するわけです。

ですが、こんな事が簡単にできるわけではないので、過去の成功事例などが、多くの自治体にありますので、その事例集を見て、自分達のできる範囲内を抜粋することが大切となります。

・自主的に結束するためには

災害が身近になっているため、ハザードマップの製作も自主防災の観点から重要です。更にいえば、防災マップの多くは新規に制作することがなく、受け継がれていくものでありますので、どんどん安全対策をメインとした充実を目指すのがいいでしょう

防災マップを作る過程において、連帯感が生まれますし、その対応が被害を防ぐ力に変化するわけです。こうした自主的な行為が安全を生む結束力へとつながります。

難しいキーワードを入れるよりも、結束をメインとした冊子を目指しましょう。

05

防災組織の見直しとは

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自主的に普及する形とは

地域住民と責務とは

災害はすぐ目の前

自分たちで育成

安全対策をメインとした組織へ

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