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名入れをする際の準備5つの点


グッズに名入れをご希望のお客様にはお申し込みの際に準備していただきたいものがあります。とりあえず理想的なモノを挙げますと

・【名入れ範囲を守って】【正しく】製作された【イラストレーター使用】の名入れデータで【DIC】での色指定がされたモノ

といった感じになります。つまりポイントなのは【名入れ範囲】【正しく作られたデータ】【イラストレーターデータ】【DIC番号での色指定】ということになりますね。

勿論、これらの条件を全て満たさなければならない、というわけではなくお客様の環境に応じたデータで構いません。ただ、理想の名入れデータがどんなものかを知っていただくことで、実際に名入れを準備する際のご参考になればと思います。次回からは個別の項目に関して解説していきます。

『名入れをする際の準備2』

前回は名入れを行うのに理想的なものとして【名入れ範囲を守って】【正しく】製作された【イラストレーター使用】の名入れデータで【DIC】での色指定がされたモノ というのをご紹介しました。 今回はその中から『名入れ範囲』について説明していきます。

・・・といっても難しい話ではありません。

基本的にどのような名入れ可能商品においても、必ず名入れ出来る範囲が設定されています。その範囲を超える大きさの名入れはできない、というだけの話です。 例えば、ボールペンに名入れする際、100×100mmの名入れデータを頂いても名入れしようがないわけです。
そんなわけで、名入れ対象の【名入れ出来る範囲】を予め確認していただき、その大きさを基にして名入れデータを製作するのが基本的でかつ確実な準備ということになります。これを怠ると、データの作り直しになったりするのでそのような面倒を回避する意味でも大切な要素なのです。

 

『名入れをする際の準備3』

今回は【正しい名入れデータ】について解説してみます。「正しい」があるということは「誤った」ものがるの?

という疑問があると思います。そこでありがちな誤ったデータの一例を挙げてみますと・・・

ここで突然ですがクエスチョン!

「あなたは今回非常用持出袋に名入れをしようと思っています。用意したロゴを赤で名入れするのを希望しています」

名入れクエスチョン1

最終的に商品へは赤色で名入れするようです。①のデータと②のデータではどちらが正しいのでしょうか?

名入れクエスチョン2

正解は①となります。

赤で名入れするのだから②のように赤色でデータをつくるのでは??と思ってしまいがちですが、それは誤り。実際は名入れデータを基にして「版下」を作成し、そこに刷り色のインクをのせて名入れするので製版するためのデータは【必ず黒で作る】必要があるのです。

このポイントは是非覚えておいてくださいね

 

『名入れをする際の準備4』

今回は名入れデータを製作するのに使用されるソフトウェアについてです。 名入れをする際の準備1で述べた、理想的な名入れデータは

【イラストレーターデータ】であるとしていますが このイラストレーターというのはAdobe社のIllustratorを指しています。これで製作したデータは拡張子が「ai」になっています。 基本的にイラストレーターデータで作られたものはベクトルデータですから製版する際の再現性が一番なのは言うまでもありません。
ただ、お客様の名入れデータ製作環境にイラストレーターがあるとは限らないわけですから イラストレーターを使用しないで製作されたデータでももちろん名入れは可能です。そのかわり、データの内容に条件がついてくることになります。
具体的には画像データの解像度になるわけですが、これについてはひとまず300px/inch以上とだけ覚えておいてください

 

『名入れをする際の準備5』

これまで名入れを行う際のデータ製作で準備すべき項目について個別に取り上げてきました。今回は【DIC番号での色指定】についてです。

名入れデータを製作する際には必ず【黒1色】で、というのは『名入れをする際の準備3』で述べた通りです。お客様から頂いた名入れデータから版下を作成しそれを用いてお客様の希望するカラーで商品に名入れを施していく形となるわけですが一般的に実際の名入れ作業における行程で用いられるインクは『お客様が指定した刷り色』に極めて近い『単色の』インクです。

一般的なインクジェットプリンターで赤色を印刷する場合、厳密にいえば、CMYKの4色のインクの中からマゼンダとイエローのインクを噴射させることによって赤色というカラーを再現しています。同様な手法で様々な色合いも再現されます。

名入れ作業においてもインクを用いるわけですが、ご注文のその都度4色分解されたインクを混ぜ合わせてご指定のカラーインクを作成するのは手間ですし、コストがかかってしまいます。

そこで実際に名入れを行う場合、DIC(大日本インク)の用意した個別カラーのインクを使用して1色の印刷を行います。ですから、お客様のご希望する刷り色を予めDICの色見本の中から探して頂き、指定していただく必要があるのです。勿論、「赤色」という形でのご指定も可能ですが、赤といっても様々な色合いが存在するのでお客様のイメージする色と異なった名入れの刷りあがりになってしまう可能性があります。

2017年4月1日