富士山登山吉田ルート日帰り初心者ツアー >11月 >御中道の登山道と奥庭自然公園の良さ
1248 views/t
11月富士スバルラインの5合目
御中道の登山道と奥庭自然公園の良さ
すでに何十回か富士登山を吉田口ルートからしていますが、今回は自分の車で行くことが出来たので、今まで「通過点」でしかなかった、怪しい場所を登山の帰りに寄ってみましたが、これが意外にも大変よく、初心者登山者で富士山を登山するなら、けっこう良い感じだと思いますので、レポートします。
11月の紅葉の富士を見てみる
富士スバルラインの5合目終着点の吉田口。
7月・8月は登山シーズンですが、一般の方はバスで行き、観光バスも同じように最終の吉田口に行くため、今まで何度も見ていた御中道の入り口に初めて車を止めて、少しだけどんな雰囲気か見てみたいと思い、車を止めてみた。
すでに登山シーズンではないため、こんな風にガラガラです。
11月は基本は登山禁止ですが、登山届けを出せば対応可能であり、御中道のような「安全な道」は、それなりに整備されているため、危険は全くないと思います。
地図を見てもらればわかりますが、五合目の吉田最終地点からは離れており、この場所は「御庭」という形になります。
吉田口からも御中道として2,4kmの合流コースになっているみたいです。
こんな形で、遊歩道がしっかりと整備されており、登山道ではなく、どちらかと言えば「ピクニック道」と言えます。
このため、お子様でも対応できる部分であり、登山初心者でも十分対応可能コースと言えるでしょう。
11月のためすでに紅葉は枯れ木になっている。2500mですから仕方がありません。
しかし、その枯れ木でも、しっかりと黄金色に輝き、意外と幻想的な部分と言えます。
今回は御中道を登ることはなく、車道から10分ほど登った休憩所のようなところで、夕食を食べました。
こんな感じで、登山というよりもピクニック感覚ともいえます。
しかし、すでに富士山の6合目近くです。その雄大で広々とした景色は、流石富士山と言えます。
5合目の吉田口と違い、観光客もゼロ。
雄大な景色を一人で堪能します。また、富士の紅葉も赤くはなりませんが、黄金色になり、それなりにとっても綺麗です。特に富士山の雄大さと雲海の組み合わせは、登山初心者にとっては、嬉しい限りではないでしょうか。
吉田口の通常ルートで登山をして、帰りに寄ったため、少し休憩タイムとして、1時間ほど眺めていました。
11月ですから、少し肌寒い感じはありますが、樹林帯の中ですから、突風が吹いているのではなく、それなりに時間が過ごせると思います。
こうした場所はお宝部分であり、通常の山頂への登山ばかりの流れから言えば、本来なら自然を楽しむという点では、こちらのタイプも富士山を堪能するという点では本当にオススメです。
奥庭自然公園という観光スポットの穴場
御中道の流れで、少し下がったところに、有名な看板の「奥庭自然公園」があります。
こちらも時間があったので見てみました。
結論から言えば、「こんないい場所あったのか!」という点です。
期待していた部分よりも、「どうせ、適当な感じでしょう」というのがありましたが、全く間違い。
数々の富士山を見ていますが、ここからの富士山の景色はベスト3に入ります。
今まで何を見てきたのであろうと思いましたね。
さて、この場所は1軒だけお土産屋さん兼食事兼宿屋があります。
ここの話では、普段は観光客はこなく、マニア的な富士山ファンがリピートしてくるみたいです。
今回は貴重な情報をいただきましたので、フルコースの2500円タイプの松茸御膳を食べました。
なかなか美味しくて、富士山で取れた松茸のご飯と汁ものがメインとなります。
さて、たいした事がないと思ったのですが、進めば進むほど、良い景色です。
公園という定義から、登山ではなく散歩道です。ですから、登山の装備などいらず、観光バスで来て見ていく感じです。
5合目の吉田口の最終地点と比較すると、雲泥の差。
やっぱり富士山は奥が深いと思いました。
こんな感じで、どこを撮影しても、どこでも凄い。
今まで自分は何の富士山を見ていたのだろうと思いました。
これについては、観光ツアーバスの流れで、単に山頂へ行くのがメインの富士登山の弊害とも言え、富士山の魅力を、もっと䩞ってもらうためには、こうした場所が本来なら、メインの観光場所にならなくてはいけないのです。
さて、最終地点がこちら。見晴らし台です。
ここからの景色は意外と壮大であり雄大です。雲海が綺麗になっており、さらには夕方近くになっていましたので綺麗でした。
ちょっとした寄り道でしたが、けっこう意外感と、壮大感があり、
「ああ!わたしは富士山のことを何も魅力を理解していないかった」
「単にツアーの企画に騙され続けてきたのだ」
と思おう瞬間でした。
しかし、逆に言えば、わたし個人が見れる富士山など、ちっぽけであり、だからこそ、色々な富士山の魅力が本来あってしかるべき。今回も、わたしがしらない富士山と出会えてよかったと思いました。
スポンサーリンク |
スポンサーリンク |