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11月雪が本格的に積もる手前の富士山
雪山となった富士山。5合目からチャレンジしてみた
雪山の怖さや大変さは十分わかっているので、現在、本格的に富士山が雪が積もる1歩手前。
このチャンスに雪山である富士山を上ってみましたレポート。
結論から言えば、初心者レベルであれば、今回限りの部分が一部あり。
という結論になります。それでも十分楽しかったので、そのレポートをします。
まずは、9時に開通するため8時半に現地へ。数台前という部分です。今日は1日中天気ですが、結果的には午後には曇りになりました。残念でしたね。観光客はほぼ中国からのバス。やはり富士山空港の影響で春秋航空がバンバン来ています。
道がすいているので9時40分頃には5合目。富士スバルラインの良さになります。
気温は0度。寒いのは当たり前なので、雪山装備にて登ります。
5合目には、横から入れないように、ガッチリとガード。
観光客が入れないように、また、普通の登山者も入れなようになっています。隣の木枠から登って入ります。
今回は初めてなので、アイゼンの「軽アイゼン」でトライ。
結果から言えば、間違いで、12本のアイゼンを使用しなければいけませんでした。
気温計で測ってみると、0度以下です。
太陽が出ているのと、風がほぼないので、思った以上にの寒さはありません。
すでにここは5合目。
少し誤算で、もう完全な雪山でした。アイゼンを取り替えようと思いましたが、面倒なのでこのまま進みます。
このくらいですから、装備がないとダメなのはわかります。
ただし、景色は最高レベル。空気が澄んでいるので、太平洋側の駿河湾がはっきりと見えますのがいいです。
すぐに問題発生!。
写真ではわかりずらいですが、普段はここは道なのですが、雪が積もり、しかも「固い」。
ほぼ「ズルッ」となると、そのまま滑りますので、この部分だけは本当に怖かった。
雪が非常に固く、軽アイゼンでは全く役に立たず、しかもピッケルなしなのため、足跡の凹みでなんとか進むことが可能。
本当にこけたら、そのまま滑ります。
いつもの6合目に向かう道ですが、前の固い雪の影響で、安全な山小屋の佐藤屋さんか登ることに変更。
そのままズルっと滑ったら、怪我しますので、林の中を進む計画に。
こちらはジグザグコースで、林部分が滑りストップになるため、安心して進めます。
5角堂には、どこかの山岳部がテントを張っていました。
景色は何度も書きますが、綺麗に見えます。南アルプスが5合目とあって綺麗。
なんとか6合目に到着。
ここになると、すでに雪山状態。地肌が少し見えますが、それでも、それなりに積もっている。
ここでの定点観測をして、ココで危ないので終了しようとか思いましたが、行きに一緒になったドイツ人の2組がいましたので、少しストレスがなくなり、ちょっとだけ先へ。山中湖も綺麗に見えます。
気温計で測ってみました。
6合目は0度近く。風が無風なのと、太陽が出ているので、それほど寒くありません。
しかし、防寒対策はしっかりとしないとダメですがね。
6合目の登りと下りの合流地点へ。
完全はふかふかの雪状態。ラッセルほどの雪の積もりはなく、靴程度の深さですが、それでも富士山の雪山状態です。
このため、結構楽しく雪山を登り下り出来ます。
しかし、すでに高度は2500mですから、危険度は普通の雪山とは比較してはいけませんけどね。
登れるレベルなので、どんどん進もうと。
同じ時間に登るドイツの2人が山頂アタックするみたいで、どんどん先へ。
しかし、空を見ると、どんどん青空が曇りに。そして風も少し冷たく強くなります。
このため、7合目まで行く予定でしたが、帰りの体力保存のため、危険を回避するために少し登って終わりに。
6合目から7合目までの間の1回目の休憩地点のでっぱり。
ここで、今回の「山頂」として下山開始。
まだ、天気は完全な曇りではないのですが、遠くの空を見ると、ドンヨリと雲がたっている状態。
すでにお日様は雲の中へ。
気温計を計測しました。
みてもらればわかりますが、0度からマイナス10度。
このレベルまで来ると、日差しがあって風がなくても、どんどん寒くなりますね。
風がほぼ無風ですからいいのですが、これで5m以上あれば、すぐに寒くなるし、雪特有の吹雪にもなれば、すぐにスノーアウトになるため、すぐに6合目へ。太陽はすでに完全に雲の中。そして青空はゼロに。
帰りで最大の難関である固まった雪道。
氷のような固まった雪道なので、凹みの足部分に靴を入れて歩く不安定さ。
見た目以上に怖かったのですが、こうした経験を何度か訓練しないと、後で事故になる可能性がありますので、勉強にはよかったです。
雪山登山装備ですが、初心者レベルの登山技術なので、あたふたしながら2500mの雪山を体験できました。
反省としては、アイゼンは12本必須。ピッケルのノウハウゼロですが、訓練として必須だと思いました。
ピッケルないので、どこかで買う予定にしないといけませんね。
最後に5合目近くの気温を。
午後1時には建物は10度以上。簡単な防寒対策をしてれば、観光ではまったく問題ないレベルです。
ともかく人生で初の雪山富士山。
今後もどんどん、安全な状態で富士山の登山を目指したいです。
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